遠目からだと、主張しすぎない存在感。
近くに寄ってみると、主張する素材感。
真鍮のツマミ。
節ありのナラ材の前板扉。
それを支えるウォールナット材の脚。
面白味のあるデザイン。
その顔は、フロントからサイドまで違った表情を見せる。
引き出しは、包み蟻組にフルスライドレール。
例えば10年後。
しっかりと使い込まれた真鍮は、アンティークの風合いに。
オイル仕上げのナラとウォールナットは、より深みが増し、そのコントラストはより美しく。
そんな10年後を思い描きながら、このサイドボードを改めて眺めてみる。